ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3 |
メインサイト TOP 作品を投稿 更新順 新レス シリーズ ユーザ |
|
|
コメント | ||||
---|---|---|---|---|
☆12/17作品作り直し。物語を途中まで…続きは何れ(汗) ・Episode51「The Justice Ray」Pre Review ”仮に我々が機械だとすれば。なら、貴方達は何なのだ?” 足下に転がった機獣の頭がそう、言葉を口にした。――いや。それは機獣とすら呼べない代物。 ロードゲイルの系列機である「GB」、そのコアの情報に「彼等」の記憶データと人格モデルを組み込んだモノ。 ヒトの精神を備えつつ、無限の進化と増殖とを可能とするキメラの肉体を与えられた存在―― アドバンスドキメラを上回る「第三世代」と称されたそれ等。 …しかし、今は。その彼等の大半が残骸となっていた。 「遺跡」を舞台にした戦争はそれ程までに激しく、惑星Ziの人間達も彼等も限界までの損害を受けていた。 そんな中――最後のヒトリ。「ガブリエル」のコードネームを与えられた人機が、彼女の足下でそう吐いたのだ。 ”貴女とて、我等と変わらない。GROVARY に記録されていた地球人の人格及び記憶のモデル。 其処から生まれたモノ――有機的なカラダか、私達のように機械のカラダか。 それだけしか違いなんて無い筈、でしょう?なのに……何故。我等を裏切り。闘い… ――そして、我等を。全生物の頂点に立った筈の我々をっ!こうも凌駕出来たのか…っ!?” 「…貴様等には解らないだろうな」…冷たかった筈の、少女の声は。しかし今は何処かが異なっていた。 「肝心なのは出自ではない。まして組成でもない。――我々が何で出来ている、なんて。どうでも良い事なんだ」 自分の、愛しいと呼べる者。最愛の妹と呼べる存在を。その腕に抱いたままで。 「何を思う。何を想う。何に焦がれ。何に怒り。何を愛し。何を求める。 ……それが生きていくという事で、生きているという事だった」 ”だから……何だと言う。解らないハナシ――だ。まるでニンゲンのように! そんな事で、そんなモノで、そんな…そんな不確かで曖昧なナニカでっ。 第二世代と第三世代の格差が埋まる筈など――――” 「だから、だ。」 ”!?” 彼女の言葉。…何処までも、優しく。…正し、「ソレ」に対してではなく。 「揺れ幅は重要なのさ。確かに弱くもなるだろう…不完全なのだから。 しかしその逆もきっと在る――誰かの為何かの為に、その意志で種の限界を超越出来る。 …それがニンゲンという生物。いや、心を持つ生物なんだ、と………… それを弱さと呼ぶのなら。私は、その弱者で居たい――そうとすら願うんだ」 …ギシリ。機械とヒトとの混ざりモノ。それを踏み躙る愛機に力を込めさせて。 「――――だが…お前達は何だ?お前達にそれが有るのか? 思考し、記憶して、だが…だが、それだけだ。 データで有る事、それに固執して。…それを越えようとしてこんな姿を選んだ…… 逃げたんだ。生物で在る事に耐えきれなかった、弱きモノ―――― 在るがままヒトで居られず。そのような姿になった事が何よりの証明」 ギ、ゴキリ。軋む、金属。 ”ま……馬鹿、なっ!?マテ……待て待て待て待て待て……っ!! 所詮今私を破壊したところで――バックアップデータが残される、其処から再生を――” 「貴様等のその弱さは」 ぐ ち ゃ り。 醜悪なその、マザリモノを… 「生物であるという”心”を放棄した事だ」 最早一切の躊躇いも無く踏み潰して。 「こんなモノが進化か。我等が母よ――――いや」 違う。全てを狂わせたのは…彼女「BABEL」、じゃない。「彼女」をすら狂わせた、それは。 矛盾した命題。そして、其処から生まれてしまった「彼女」の答え。 「……『ヒトと対極なるモノ』――――『DIS-HUMAN』よ!!」 ...to be continued. 機体解説 ORNを統べる「ヒトと対極なるモノ」との最終決戦。キメラと融合しての進化を望むモノ等との死闘において、 オーガノイド達の中にも現れた「人として生きる事」を望む者達。その旗機となったのが当機である。 撃破され擱座していたロードゲイルATを再起動させる為に、僚機であるシュリンクスと融合させた物。 圧倒的な速度と格闘性能を誇るが、無人機制御能力は後継機種であるガーディアンシリーズに及ばない。 よって当機は、幹部級大型キメラとの一対一での対決に目的を特化された、反抗の先鋒・一番槍とも呼べる。 分類:有人型第二世代キメラ 搭乗者:アークエンジェルに準ずる 得意技:デスサイズザンスマッシャー(右腕の鎌AZエクスサイザーによる斬撃) モードチェンジ(翼を分離、両腕に装備した近接格闘形態への変形) マリ君様のシリーズ等で、久々に。ロドゲが流行っているっぽいので思い出しての画像差し替えでした。 何というか、こう。色々有って都合二度目の。こう色々てしまうのも珍しいのです、がー。 有る意味これが私にとっての、俺的アムドゥシアスかもしれません。 ロードゲイル唯一の弱点は脚がやや短く見える事…でしょうか。重厚そうではありますが、その分重そうな。 という事でガーゴイルっぽさをもう少し強めた印象の機体として。後は僅かでもスマートに見えるように。でしょうか。 …今回でとうとう膝立ち出来なくなっていますが。素立ちの格好良さを求めると仕方ないやもな。(かくり) |