ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3 |
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ベル・フェゴル 悪魔型、と呼ぶには程遠いシルエットを持つ破壊者の眷族。 実際は下半身が悪魔型、上半身は兵器のキメラではないかと言われている。 無論クローンインフェルノコア搭載。 凄まじい火力を誇るが、機動力はそれほどではない。かなり鈍重なので、他の眷属に輸送される場合が多い。 防御に関してもEシールドを持たず、装甲強度も決して高いというわけではない。 だが、爪先・膝部に装備されたメタルアブゾーバーで地中の金属分を急速吸収することにより、 あらゆる損傷を一瞬で回復する。故にベル・フェゴルには防御という概念は一切存在しない。 さらに、その機能の応用によりあらゆる武器・弾薬を創造可能。(ただし、一度実際に取り込む必要がある) その特性ゆえ、破壊者の侵攻作戦には足止め・囮・殿(しんがり)として使われることが多い。 アンダリューサイト並の破壊力の一斉射撃を連射するヘルブリンガーが重力砲獲得前の最強兵器。 ZOITECにより武器弾薬を補給されていた破壊者陣営はベル・フェゴルの登場により一切それに頼る必要は無くなった。 破壊者により重力砲の設計図を植えつけられ、2年前の決戦時にはそれを発現。人類に多大な被害を与える。 ただし重力砲は弾丸の材質の性質上、1日1回のみしか撃てないのが難点。 その後破壊者に吸収されるも、破壊者の機能停止により開放される。 装備 ・重力砲(発現前は大口径荷電粒子砲) ・2連装高初速小口径砲×2 ・3連荷電粒子砲 ・3連装中口径キャノン ・中口径ガトリング砲 ・荷電粒子ガトリング砲 ・小口径マシンガン×2 ・高収束ビームランチャー×2 ・小型2連ミサイルランチャー×4 ・小型3連ミサイルランチャー ・中型3連装ミサイルランチャー ・中口径グレネードランチャー×2 ・小口径グレネードランチャー ・小型ショックカノン×2 ・中口径ショックカノン×2 ・メタルアブゾーバー×4 作者コメ:やってることはほとんど某錬金術師ですね(笑)金属分の多い惑星Ziでしかできぬ荒業ですな。 話のほうは適当に流してくれれば個人的には嬉しいですw 色々至らぬ点が多いです・・・。 紅き破壊者と黒き救世主 Another After 第1章 「帰還〜Return〜」 また一つ、ニンゲンの群れを潰した。昔はいくらでもいたが、今や探すのが面倒になった。おそらくはどこかに隠れているのだろうが、いずれは見つかり潰されるであろう。 疑問に思う。取るに足らない弱き生物。そんなものを殺して何になるのか、と。心の底より欲するのは本当の戦いである。だが、それはもう望めない。 いずれニンゲンは滅ぶから。 ・・・その前に。あと一度は。 水場にはグォームァが溢れていた。人は水が無ければ生きられない。奴らは人間がここへ来るのを知っているのだ。 きっと他の連中のように進化したいんだろう。だが。黙って食われてたまるか!! ガルとフレイントの機体が躍り出て、グォームァを蹴散らす。この段階なら簡単に倒せる。だが、奴らも馬鹿ではない。 エヴォル・グォームァが2体出現した。二人の機体はそれに立ち向かう。 数十分後、なんとか撃退するも損傷を負ってしまう。最近では倒すことさえ難しい。エンペラーやダークエルフは健在だが、まだ使うわけにはいかない。 彼らはBLOXの残骸で作った自分たちの以前の機体を模したロードゲイルの改造機を使っていた。 エンペラーもダークエルフも性能は高いが、その分高度な整備施設が必要だ。だが、もうそんな施設は無い。 当面の水を確保したが、食料が尽きかけているのが問題である。 ガルはふと考える。この状況を招いたのは誰なのか。それはもしかしたら。奴らではなく自分たちではないかと。 奴らは破壊の限りを尽くした。だからそれを倒そうとした。しかし。奴らは更に強くなり、自分たちもそれに対抗した。その結果がこれだ。 自分たちのやってきたことは火に油を注いでいただけじゃないのかと。でも何もしないわけにはいかなかった。 毎晩のごとく自問自答するも答えは未だに出ない。答えなど無いとは分かっているけども。 匂いがする。仲間の血の匂いだ。グォームァが見事にバラバラにされていた。その手際の良さに関心した。 足跡から見るとおそらく2体。こいつらは強いだろう。部下に行方を追わせる。楽しみだ。戦いができる。戦いが出来るぞ! 数日後、ガルとフレイントはまたも戦っていた。戦い始めたのは40時間前である。大体二日前。よりによってベル・フェゴルの襲撃を受けてしまった。 乗機はダークエルフとエンペラーである。この機体で無いと戦えない。倒そうとか勝とうとは思わない。足止めである。 ベル・フェゴルはたった一機で現れた。他のゾイド乗りに今まで使っていた機体を任せ、真の機体に乗り込む。おそらくこれが最後の戦いになることを覚悟して。 正直、ナイトメアーの方がまだマシだったかもしれない。確かにナイトメアーは強いが、捨て身なら倒せるかもしれない。だが、こいつは違う。倒せない。 深刻な問題である。こいつとは何度も戦ってきたが、勝ったと思えたことは一度も無い。確かにこいつを撤退させることは可能だったが、そもそも勝てる相手は無いのだ。 仮にゼネバス砲を持ち出したとしても。 ダークエルフの武装はアウトのみ現存していた。よりによって、と舌打ちする。メビウスノヴァなら多少は動きを止められる。だが、今はアウトしかない。 ベル・フェゴルの動きは速くは無い。簡単に接近できた。流吠亜傘最大出力で一気に勝負を賭ける。ベル・フェゴルの上半身が飛んだ。だが、攻撃の手を緩めない。流吠亜傘で切る。切る。切る。微塵に切り刻む。 同時にエンペラーのベルゼビュートフィンガー・サレオスの突きが連続して繰り出される。バラバラになるベル・フェゴル。だが。 「やっぱりなあ・・・。全然効いていないみたいね」とガルは呟いた。 煙の中から現れたのは。全く無傷のベル・フェゴルであった。分かってはいた。自分たちだけではこいつには勝てぬと。 流吠亜傘は振動系切断兵器である。あまりにも綺麗に切りすぎてしまうのだ。そんな傷など、ベル・フェゴルにとっては傷ですらない。 故に最大出力状態で無いと効果が得られない。だが、それには限度がある。他の武器では有効打にならない。 逆にエンペラーはそれなりに有効な武器が揃っている。だが、決定打にはならない。すぐ再生されてしまう。 故に。勝てぬ。 久々に手ごたえのある敵にベル・フェゴルは喜びを感じていた。おそらく、これが最後の強敵との戦いになると。 一分でも一秒でも長く戦いたいと願った。 延々と死闘は続く。既に60時間経過。もはやダークエルフの流吠亜傘は使用不可能であり、エンペラーも全ての技を受けきられ両機は満身創痍であった。 ベル・フェゴルも攻撃をただ受けるだけではない。攻撃もしてくる。破壊力の大きい攻撃は避けられるが、小型の銃やミサイルなどは避けきれない。 ビームや弾丸・ミサイルの雨を掻い潜り続け、駆動系にも限界が迫る。エンペラーのマグネッサーウィング・ダークエルフの脚部が悲鳴をあげる。 ガルとフレイントの疲労は既に限界である。並みのパイロットなら1時間も持つまい。それほどまでに優れた彼らを以ってしても限界。 終わりの時は近づいていた。 遂にベル・フェゴルのビームキャノンがエンペラーの翼を。ダークエルフの脚部を捉えた。 エンペラーは地面に墜落、ダークエルフは転倒した。両者は死を覚悟した。ベル・フェゴルは照準を両機に定め ベル・フェゴルの両肩が吹き飛ばされた。その犯人は あの「出来損ない」だった。 単機ではない。数機いる。何故気がつかなかった?と混乱するベル・フェゴルに荷電粒子砲が次々と打ち込まれる。 「大丈夫ですか!?」と聞き覚えのある通信が入る。その声の持ち主は。「ジム!!」「ジムさん!!」 死んだと思われていたジムであった。 「お前、なんで生きて・・・つーか? ? ? どうなってる?!」ガルは混乱する。有り得ない状況。フレイントも同様である。「し、死んだんじゃなかったんですか?!ジムさん?!」取り乱している。 「話は後です。今はこいつを片付けましょう!!」彼の駆るトゥトゥソルム・ユーキディウムと出来損ない?数機による集中砲火。瞬く間にベル・フェゴルは消滅・・・しない! 高出力の荷電粒子砲の威力すら打ち消すほどの再生力が発揮され、貫通すらしない。破壊力を遥かに上回る再生力。それは全く衰えず、むしろ向上すらしている。 ベル・フェゴルは再び喜びを覚えていた。またも戦いが出来ると。その歓喜がベル・フェゴルの能力を引き出す。 ベル・フェゴルの周囲数十メートルの地面がポツポツと盛り上がる。まるで剣山のようなそれは。 ミサイル。大量のミサイルがベル・フェゴルの周囲に湧き上がり発射される。 数え切れぬミサイル。動けぬダークエルフとエンペラー。その上にまるで庇うように』覆いかぶさる出来損ない?。爆音。周囲数百メートルが火の海となった。 ガルとフレイントはなんとか生きていた。なんとか出来損ない?のおかげで一命を取り留めたようであるが、出来損ない?は完全に機能を停止してしまっていた。 損傷した機体で立ち上がる。ベル・フェゴルの姿が無い。ジムは・・・?どこだ? 「大丈夫ですかー?二人とも」全然無事だ。どうやら地中に隠れていたらしい。 「で、何がどうなってるんですか?説明してくださいジムさん」とフレイントが聞く。ガルも同意見である。助けてくれたのは無論ありがたいが。 「そうですねえ・・・とりあえず、ここじゃあ何ですし、落ち着いたところで話しましょう」 ジムの操作により再び轟音が巻き起こる。一体今度は何だ?と身構えるガルとフレイント。彼らの目の前に。 地中より巨大な鉄の塊、いや、ホエールキングが現れた。通常の仕様ではない。まるで一角獣のような角が船首に突いている。 ホエールキング?のハッチが開かれた。「それじゃあ、乗ってください。それから、休んだほうが良さそうですね。二人とも目が真っ赤でクマがヒドいですよ?」 ガルとフレイントはようやく緊張が解け、その後ホエールキング?の船内で仮眠を取ることにした。二人はあまりにも疲労していたため、一瞬で深い眠りへと落ちていった。 某所。 大量のエヴォル・グォームァの残骸が散らばる場所に。 男が立っていた。彼が探すのは、戦友にして最も大事なパートナー。 嫌な予感がする。焦燥。走る。走る。走り続ける。 そして、見つけた。白き戦友の頭部を切断された機体を。 第1話 終 Next 第2話 「黒蒼の破壊神〜Destructive God of Black&Blue〜」 |
江戸川次男 | 2004/12/20 07:15:17 | ||||
ぐひゃあああ、デュデュデュデュボーン(帰れ ・・・武器たくさーん。遠距離砲撃用の機体はありましたが、こういう機体は初めてじゃないっすか?武器前に向けた状態、ツボに入ってます。 バトストは、出来損ないいっぱい?ジム君登場! そんでもってアレス?も現れて。続きが読みたいんじゃボケ〜〜(逝ってよし | |||||
YUKI | 2004/12/21 20:11:31 | ||||
![]() | なんじゃこりゃああああああああっ!! …というのが。第一印象なのでした。(・・)ノ ものすごくごっちゃりとしているのに、それが全く気にならない迫力。 その辺りはやはり(略)様ならではなのでは、と。 ――大型な代物を作る方としてはトップクラス、なのですきっと。 機体自体の感想へ。 砲撃機、というイメージその物でありながら。 例えば肩などのスパイクなんぞがスパルタンなイメージを。 人型ではなく悪魔型である、という。この辺りが其処に説得力を持たせてくれるような。 砲撃形態。頭部周囲の迫力に目が行きがちですが。 さりげなく脚部でも小型の火器が展開していたりという細かさが流石、なのです。 ……物語。………………あぅ。 私なんぞじゃ到底感想も出せないというか。 こういった世界を構築出来てしまうという、その段階で完敗なのでした。 ……If。幾つかの未来。果たして、どうなっていくのでしょうか、と。 期待させて頂ければなのです。 | ||||
【ハサミ揚げ】 | 2004/12/23 10:32:34 | ||||
きゃああああああすげーっすよこれは!! さすがは(略)さんこんな作品はスゲーっす 手肩頭の上足にもあんだけごっちゃりしているのにすごくまとまってますよ それにあれだけの武器が装備しているのに全然足がへたれないんですね さりげない逆さまの頭がなんかいい感じですね そして設定もやばいっすね。完全再生?すごすぎ。だけどコア砕いたらやっぱだめなんすかね。浮かせば再生はできないのかな バトストもすげいや。こいつにとって戦うことが楽しみなわけですね そしてジムの復活に大量の出来損ないの出現。アレスらしき最後のセリフ。燃える展開が続きますね それとこのベル・フェゴル。破壊者が生み出したとのことなので本編も出現するような気がするのですがどうでしょう? | |||||
マリ君 | 2004/12/23 18:13:54 | ||||
ぉぉぉ!これは凄い。 一見、重装甲な機体かと思ったら、 武装全開、ガトリングや、重力砲により、 展開前とは比べ物にならない程 かなりボリュームアップこういう機体大好きです。 今にも、‘ガシャン゛とか聞こえてきそうでw それにしても、足の構造はかなりシンプルですね。 シンプルながらも倒れそうにない足の作りには脅かされます。 バトストも、かなり楽しまさせて頂きました。 最後に主人公らしき人物が出てきていますね。 次回がかなり楽しみですw | |||||
【ジェノ】 | 2004/12/23 20:37:56 | ||||
すげぇとしか言いようがありません。あと、できれば、分離時の写真も見てみたいですね。 | |||||
【ドラゴン型好き】 | 2004/12/23 20:48:49 | ||||
いやコレは、すごい、としか言いようが無いですな。 重厚なボディに、マリ君さんと同じく 、シンプルながらガッチリとした脚部、まさに(略)さん、と言った感じの作品で。 ガチャガチャした重火器、肩のスパイク、まさに漢のロマン! しかも設定が反則臭い、メタルアブゾーバーなる新兵器。 明確な弱点のあるカリギュラ嬢よりも凶悪ですな、 更には弾薬まで複製可能とは、ZOITECお払い箱にされて今いましたね。 それに、なんだかエヴォリューションキングを使うと更にパワーアップしそうで・・・(違 バトストの方は、 生きていたジム&彼の連れてきた出来損ない(借り)、最後のアレスらしき人物。 物語はますます加速してゆく―って後2話で終わりですかな。 どうやら次は新生ナイトメアーのようで、てことはラストは(略)さん流アムドゥシアスですかな。 この先も楽しみにしとります。 | |||||
(略) | 2004/12/23 22:14:14 | ||||
皆様コメントありがとうございます。 <江戸川次男さん 続きは多分金曜日ですわ。適当に期待して下さいませ。 <YUKIさん 武器の配置には試行錯誤しました。シルエットを崩さず、迫力を出すには?の答えがこれですね。 第2話はもっと凄くなるかもならないかもw <ハサミ揚げさん こいつの倒し方はどうするのか?ってのは次の話の見所ですね。いや、自分でも正直分かってなかったりします(汗) <マリ君さん これで最後の男が別人だったらどうしましょw ジョンとか。絶対に無いですが。シルエットの変化っぷりが見所ですね。 <ジェノさん 分離なんてしません。 <ドラゴン型好きさん こういうのって受け悪いんですかね?戦隊で言うところのキレンジャー的存在・・・。 個人的には大好きなんで好き放題に作りました。 次の話でも大暴れしますんで請うご期待! 実は次回はどっちを先に出すか迷ってます(笑)蒼か黒か・・・。 | |||||
バグルス | 2005/01/01 06:32:23 | ||||
久々のコメント。 この「ベル・フェゴル」って名前、某ガンダムの名前とそっくりなのですが、これを元ネタにしたのでしょうか?(某ガンダム=機動戦士ガOダムXのべOフェOール) | |||||
【ハサミ揚げ】 | 2005/01/01 09:45:29 | ||||
>バグルスさん ガ○ダムベルフェゴールはXのストーリーに沿ったオリジナル機体ですよ ベル・フェゴルというのは悪魔の名前で発明の才に富んだ地獄の大使ともされています。また前歴では性戯を司るみだらな神とされています | |||||