ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3 |
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機体名:シーセライン(蜘蛛型) 搭乗者:? 得意技:一斉射撃 登場Episode:「ディア・ハンター」 ゾイドバトルの裏側で動く何者か。彼等の一派が駆る特殊BLOX。 四対在る脚部の内三対は非常にフレキシブルな物となっており、移動時や砂中潜行時等に自在な動きを行わせる。 最前部の一対はそれ自体が巨大なレーザーカッターであり、顎部バイトチェーンソーと共に相手を切り刻む。 また最大の特徴は、通常後方へと折り畳んでいる腹部を可変、12連装ショックカノン等による砲撃形態を 取る事にある――――隠密性、機動性、格闘力、砲撃力。それ等をバランス良く兼ね備えた機体。 Battle Story 1- 気付いた時には遅かった。此奴――今の今までずっとじっと潜んでたって事…いや。此奴「等」だ。 砂を割って現れる蟲っぽいのは合計三体、どれも同型だけど…一匹当たりでも楊貴妃よりデカい。っつーか… 「一応オンナなんだしさっ!こそこそ隠れてストーキングって、犯罪行為だと思うんだけど!?」 ……くくっ。と。笑い声だけが聞こえた。低い低い男の声だ。でも反応らしい反応はそれだけ。 挑発に乗ってくれないとなればどうするか――考える間、も許されない。 ガシャリと音を立てて左右の二体が同時に。山程の火器をこっちに向けてくる――「ッ!…っのぉっ!」 イカレた推進器を全開でキリキリ舞。その場で盛大に跳ねて回って跳びずさり…「!?」 それから瞬き程度に直後のタイミングで、今まで立ってた場所にクレーターじみた大穴が出来ていた。 二体がかりな事を加味しても…はっきり言ってシャレんなんない。 こちとらとっくにボロボロなのに。相手は三体、その上性能も相当な物…勝ち目?そんなの、有るの? 酷く生暖かい汗が背中に滲む。鼓動がおかしくなっちゃってるんじゃないかって程激しい。っつか、痛い。 ……く、く。また。動いてない蜘蛛からの笑い声。それが酷く耳に付く。心にまで滑り込んでくる。 喉もからっからに渇いてる。息が上がって酸素が足りない。脳味噌がふらついてる、視界が暗く前が見えない。 …………あぁ。これって。これって、さ…… "って!飲まれちゃオシマイ――やる気がウリなんじゃなかったっけ其処なお嬢さんは!" 飛び込んでくる通信と。同時に右側の蜘蛛の一つ目が吹っ飛ぶのと。それは全く同時だった――ギルティ? "マジ勝負のルールは一つ……やられる前にやる、だ!OK!?" 「そぅ――――そう、だったっ!!」 まだやられてるワケじゃない、腕が無くても脚がありゃ動けるし、何よりあたしも機体も生きている…… 決着も何もつく前から、自分にケリつけて諦めちゃってたらどうすんだっ! 左の一匹が動き出すのと、あたしが機体を反転させて駆け出すのとはほとんど同時。 重そうな癖結構な速度で追ってくる……間に合うか?いや、間に合う!間に合わせる!そんな前向き精神でGO! ――がちん。そんな。金属の音を。あたしと相手と同時に立てる。 12門なんて無茶な砲門が此方に構えられた…それと同時に。「……ほら、間に合った…ぁっ!!」 引き金を引いた刹那。楊貴妃の腕から放たれる光が蜘蛛野郎を穿つ……感謝。ぶっ倒したレーザーストームに。 こっちが立てた金属音は要するに。目ぇ回してるソイツからクレセントレーザーをふんだくって、 無くなった片腕の代わりに無理矢理くっつけたってのを意味してた――割と無茶な賭け。だったけど。 「はっ。ざまぁねぇじゃんオッサン?」 あと一機。…さっき、笑った……違う、嗤った奴。ソイツにレーザーを突きつける。 崖の上からもボルドアーチャーが其奴に狙いを定めていた。……逃がさない。ふん捕まえてボコる。 そう思って一歩踏み出した――その刹那。爆ぜて吹き上がる砂煙があたし等の視界を埋め尽くす。 「!?」 "アイツ……ッ!?" 砲撃しやがった、変形せずに。――後方に収められたままのその火器が、其奴の足下の砂を巻き上げていた。 ……見えない中で、あたしは。確かに、聴いた……また。嗤っていやがるその声を。 "良い腕だ…そういう奴等が居るから――――楽しめる。これからも、な?" …そうして。砂煙が収まったその後には。其奴の姿は影も形も見あたらなかった。 「くそっ!あー…あぁもう!くっそぉ!!」 「…はいはいそう目くじら立てない。眉間の皺は癖になるよ?」 ギルティの言い草に、少しだけ。…本当に少しだけど、落ち着こうと努力して考えた。 ――――彼奴は言った。「これからも」って。ならきっとまた現れる。あたしらZiファイターの邪魔をする。 「良いよ…やってやろうじゃん。来るなら来やがれ、今度こそ…今度こそ、ぶっ飛ばす!!」 諦めない。勝ち続けて追い詰めてやる。……耳に付いたこの嗤い声を。消してやる、その時まで。 →NEXT EPISODE「ダンス・ウィズ・ウルブズ」 実は割と前から作ってあった機体。戦争中の兵器としては無駄が多い気がしてお蔵入りにしていたのですが。 こういった物語、設定、展開ならば。有りなのではという事で投稿させて頂きました。 蜘蛛、というよりカニムシに近い気もしますが。一応ブレードも脚という事で。 ……三話続きのエピソード、一旦閉幕。次回はもう一人の主人公登場編。で御座います。 |
タイフーン | 2004/06/09 20:59:33 | ||||
![]() | まず、一目見たときの印象が「カッコ良すぎ!」でした。 現実の蜘蛛は余り好かない私ですが、昔から何故かメカな蜘蛛には惹かれてしまうので、この機体はまさに私の好みに直撃という感じです! 脚部パーツ、牙のパーツや背部に装備された火器類・・・それらが見事に色彩統一され、見るものに迫力やメカニカルな印象を与えるパーツの構成は最早見事としか言いようがありません(^^; ストーリーもこれからの展開を期待させる出来なので、続きが気になる所ですね・・・果たして今後の展開とは!? という感じです。 久々に私の好みに直撃したこの機体・・・パーツさえ揃っていれば今すぐにでも制作したい、そんな機体であります♪ | ||||
【H&K】 | 2004/06/09 23:23:19 | ||||
えーと蜘蛛は足が8本だと思うんですけど後ろのとこにあるのかな? | |||||
YUKI | 2004/06/10 13:19:48 | ||||
![]() | っと。コメント有り難う御座いますっ。 蜘蛛。私は比較的節足動物とか海洋生物とか。哺乳類系以外の生物が好きなもので、 ついついそういう物も多く作ってしまうのですが。 …後は。現行のゾイドにだと少ないから、というのもあるやもなのです。 構成はやはり、H&K様の仰るように解りにくくなってしまった第一肢が問題。 設定文を拝見して頂ければなのですがー…ストームソーダーのは。脚には見にくいでしょうか。(汗) 後は、ギミック以外の部分。頭胸部の地味さ、等々課題も多く。 そして相も変わらずに。機体よりもストーリーに時間の掛かっている次第。 それなりに続くと思います、が。お付き合い願えれば幸いですっ。(ぺこり) | ||||
【ハサミ揚げ】 | 2004/06/12 09:21:03 | ||||
1部完ということで続編も期待しまくりです 蜘蛛ですね。まごうことなき蜘蛛ですわ。どちらかといえば足長蜘蛛ですね。射撃が得意なのは私の蜘蛛とおなじですね。口がとてもリアルです ちょっと後ろが短すぎる気がしますがナイスすぎるできですね | |||||