最も地球から離れたハイビジョンカメラ
宇宙航空研究開発機構および日本引き篭もり協会によると地球から月に向かっている日本の月探査衛星「かぐや(SELENE)」に搭載されたHDTVカメラによる動画撮影に成功したとのこと。
JAXAのサイトで、その静止画と縮小した動画を見る事が出来ます。
静止画を見ると解りますが、ちゃんとフルHD1080(1920x1080)サイズです。またD3らしく、水平解像度は少ないみたいです。静止画だと約200万画素なので巷のデジカメにも劣りますが、このカメラは本来の用途はビデオカメラです。動画を早回しで見ると、地球が自転している事が僅かながら解ります。
今のところ、最も地球から離れた場所で撮影されたハイビジョン動画であり、それは月からの地球の出の撮影まで更新されるでしょう。
解説によると撮影は約3.75fpsで行われ、かぐやからは現時点で11万キロの距離を経て10Mbpsの伝送速度で送られて来たようです。一度メモリに溜め込んで圧縮してから伝送するような事を書いてあったので、もっとビットレートは低いのかと思いましたが、H264で圧縮すればリアルタイム可能な速度で伝送されてきている事は驚きです。
このまま順調に行けば明後日には月に到着し、周回軌道に入るための機動が行われるはずです。すばらしいHDカメラですが、月には空気も無ければ気象現象もないし、生きてるものもいない、つまり動くものが無い。動画で「おおっ」というものが撮れるのか(動画として残す被写体があるのか?)が疑問ですが、ここは高給取りの日本引き篭もり協会の腕に期待です。

提供:JAXA
宇宙開発、探査は莫大な金を消費し、見返りが無い事業だと言われ、その金があるなら…、と言われる場合も有りますが、海外に出て解る日本があるように、宇宙に出て初めて解る、地球の美しさ、脆さ、唯一性というものもあるのです。この手の写真にはどんな宗教の経典にも勝るメッセージが込められていると私は思います。
参考サイト
日本の月周回衛星「かぐや」を応援!
アポロ計画でフィルム撮影された地球最も有名な写真ともいえる。
ヴォイジャー1号が最後に撮影した太陽系全景
その中の60億キロ離れた最も遠いところから撮影された地球の写真。


拡大すると僅かに見える青い点 ヴォイジャー1号に搭載されたカメラの解像度1ドットにも満たない青い点。これが我々の住む地球である。地球がいかに小さく(dot)、そして特別な存在(Pale Blue =水と大気を意味する)であるかを教えてくれる。これを見つけたNASA JPLの人もすごい。
英語版ですがWikpediaの解説 a Pale Blue Dot も参考になります。