多発する人身事故に思う
今朝、通勤で乗車している一本前の快速電車が人身事故を起こし、通勤路線が一時間近くに渡ってストップ。会社についたのは10時前という事態に。当該の電車に乗っていなかったのは不幸中の幸いでしたが、朝は腹の具合がイマイチな私にとって、これはテロ行為に他ならないのです。
人身事故と言えば、事故と言いつつ、本当は故意に起こされた人災たる自殺が多いのですが、事故が起きたとされた駅の通過ホームには柵が施されており、ジャンプして飛び込むのも大変難しい構造になっていました。ならば、次に事故が起きるのはやたら長い踏み切りでの事故なのは明白でした。
新聞報道によれば70前後の女性が無理な横断を敢行し、現場の話によれば巻き込まれ(新聞では強く全身を打ってという控えめな表現)て、轢断されて即死とのことでした。
また、神奈川県の私鉄でもドアに手を挟まれたまま引きずられ重症を負う事故も発生したとということです。
これらの事故を誘発したのは、「開かずの踏み切り」であり、「異物を検知出来なかったドアセンサー」「見落とした車掌」なのも確かですが、根本的な原因は「踏切が閉まっているのに横断した」「ドアが閉まりかけているのに駆け込み乗車をした」被害者であるのも確かです。
鉄道会社側も柵をつくり、踏み切りの閉まっている時間を減らしたり、高架にしたり、ドアセンサーや監視カメラ、乗務員の注意喚起等の対策を行っているけれども、「自殺行為」を行う乗客を守るのは難しいでしょう。
最近は、ホームドアを設置しろとか、管理者側の責任を問う声が多いのですが、少し疑問に思います。
踏み切りは閉まったら渡ってはいけない。
駆け込み乗車は危険である。エレベータの扉も同じ。
ホームの端を歩くと危ない。
回転ドアはもちろん、自動扉などで立ち止まると危ない。
エスカレータでは手すりを持つ。
等の「危険から身を守るためのルール」を被害者側が守っていないのが目につくのです。
このような便利だけど危険な道具には、いくつもの安全装置が付けられています。電車のドアもエレベータのドアも自動扉も自動車のパワーウィンドも、異物を挟めば開くように作られています。しかし、これらの安全装置は、人が危険な状態に万が一なった場合に働くように設計されています。通常の動作で一々反応していては通常動作に支障をきたすからです。
にも関わらず、「どうせ開くから」 という安易な判断で、駆け込み乗車をし、「15センチ以下だと反応しないんですねー」と言われても。と思うのです。最近、こういう考えの人が増えてきた気がしませんか?
パソコンだと、「バスター入れてるし」「ノートンが反応したから大丈夫」とか言う人がいるかと思います。アンチウィルスソフトは確かに既知のウィルスをブロックしてくれます。でもこのソフトも安全装置なのです。動作した時には、既に深刻な事態になっていると考えるべきです。日常的に反応させているようでは、駆け込み乗車をしている人たちと変わらないのです。
なぜ、アンチウィルスソフトが反応したのか、それを考えて、その原因を排除するようにしないと、いずれ未知のウィルスやワームに感染することになると思うのです。上記の駆け込み乗車客が手を挟まれたまま転落し、重症を負ったように。その時になって「ノートン糞」「鉄道会社が悪い」と言うのはアンフェアです。
また、国営ヤクザがP2Pを介して懲りずに捜査資料を漏らしたようです。親分は「P2Pソフトをインスコしてた子分が悪い」とのたまっていましたが、この人も本質を見誤っているように思います。P2Pソフトは便利な道具に過ぎません。この事故の根本的な原因は「捜査資料を持ち出した」ことにあります。ウィルスに感染したのは別の問題です。ウィルスに感染しなくても、この子分が紙資料を捨てたゴミ箱から町内会の掲示板に流出したかもしれません。ただ、町内会の掲示板と手書きの紙よりもP2Pと電子データの方が情報拡散の道具としては、より便利な道具だった。その便利な道具をウィルスが悪用した。というだけです。持ち出されていないデータはウィルスでも、おしゃべりな近所のおばちゃんでも、撒き散らすことは出来ないのです。
私には、国営ヤクザや電●の手下は、この便利な道具を自分達に都合の悪い道具として潰したいだけのように見えます。悪いのは組員のルールすら守れないのに庶民が国のルールを守っているか監視する子分たち、報道とは何なのかを忘れた増すゴミだと思うのですが。
教訓としている言葉があります。
「便利な道具ほど、誤った使い方をすると危険である。危険であるが故に、人は安全に使う方法を生み出し、その道具を自分のものとしてきた」
便利な道具とはナイフから、電車等の便利な乗り物、コンピュータ、等を指します。極めつけは原子力です。
安全に使う方法とは、刃物の動く方向に手を置かない等の道具の使い方から、交通法規等の社会的ルール、法律等も指します。法律は守らないと道具を使った人間以外にも被害が及ぶから、強制的に守れと言っているものです。
電車やコンピュータは、より安全に使えるようにそれぞれの専門家たるプロが日々努力をしています。法律も安全を求めます。しかし、それだけでは安全は保てないのです。使う側も「客だから」「金を払ってんだから」と高飛車に出ることなく、共に安全に使っていく努力は必要だと思います。駅員や車掌の注意には従う、説明書の注意書きは守る、読む、アップデートの勧告が出たら適切にソフトウェアのパッチを当てる等です。
乗客に非が無い事故も当然あります。尼崎の事故、ジェットコースターの事故は、プロの側が安全を守る努力をしていませんでした。しかし、安全はみんなで守らないと、いとも簡単に崩れるしまうものだということを忘れないようにしたいものです。安全でなくなったとき、便利な道具ほど恐ろしい牙をむくのです。